ポルトガルvsイラン

デコすげぇわ。
ポルトガルの評価を各雑誌、ワサマとかワサダで読むとデコ中心で、デコがいないとチームとして成り立たないとかいてある。
今日のゲームとアンゴラ戦を見比べれば差は歴然だと思う。
決定的なシーンのほとんどはデコから始まっていたし、デコのキープ、パス、個人技はすごい。
ミゲルの右サイドからの決定機の前にスペースにパスを出したのもデコ。
1点目でフィーゴがサイドから中に切れ込む前のパスもデコ。
個人的に注目するのは縦への浮かしたスルーパス
ロナウドフィーゴはセンタリングはうまいけど上のようなパスは微妙。
ようはこれが出せるデコがいることで攻撃の選択肢が増え、スペースを有効に活用できるということ
いなくなるとこの選択肢がなくなるため、対戦相手はサイドからの攻撃にだけ備えればいい感じになるので
アンゴラ戦のように厳しくなる。
開始直後の浮き足立っていた時間帯に得点できなかったら引き分けの可能性は高かったと思う。
ということで、試合評。

最初から最後までポルトガルペース。
特に前半はイランにチャンスはほとんどなかった。
理由としては、マハダビキアが抑えられていたことと遅攻のポルトガルに対して速攻のカウンターを
繰り出せなかったことかな。
イランは基本右サイドのマハダビキアからの攻撃らしい?ので抑えられたため、サイドチェンジや
センタリングがあげられず苦しかった。狭いサイドでしか動けなかった。
ポルトガルが支配していたということからディフェンスの裏のスペースを使ってカウンターを仕掛けるのが一番手っ取り早い
のだけど、パスコースをすぐ見つけられなかった上に、中盤をコスチーニャマニシェ、デコが遅らせていたから
どうしても前へ前へいけず、ロングボールを出しても精度がないためGKまでいってしまい、
すぐポルトガルボールに。
後半か前半にあった裏抜けでのゴールチャンスはF・メイラのミスからだし、攻撃の形ができていたとは
思えない。ただ、後半お互いに疲れが出始めマハダビキアが動けるようになってからは
多少サイドから攻撃の形を作れてはいた。
ポルトガルは全体的に調子が悪い選手がいなかったのがよかった。
J・アンドラーデのかわりで入ったF・メイラもまぁまぁの動きが出来ていたと思う。
R・カルバーニョはチェルシーで見せているような好パフォーマンスを見せ、ミゲルのオーバーラップは
攻撃に厚みを加えていた。守備もまぁまぁ。ヌーノ・ヴァレンチもミスのないプレーだった。
中盤のマニシェコスチーニャ、特にコスチーニャは効いてたね。
中盤で敵の攻撃をよくカットしていたと思う。あの決定機でイエロー取られたのはまぁ仕方ない。
マニシェも守備面はまぁまぁ、ただ期待していたロングパスとミドルの精度がいまいちだった。
デコ、ロナウド、フィード以外からも攻撃の選択肢ができるとポルトガル優勝もありえないことじゃないと思うんだけどね。
まぁ守備陣が弱さを露呈しそうだけど。
ロナウドって毎回あんな個人プレーしてるのかな。
よう監督とかファーガソンが注意しないわ。いくらなんでも最初の右サイドの角度ないところからのシュートはだめだろ。
中で2枚待ってたし、そこらへんは可能性の高いほうを選んでほしい。
ただ、ドリブルのキレは今日絶好調だったと思う。あと左足。
あのドリブルが得点に絡んでくると面白いんだけどね。
フィーゴはほんとに33歳なのかっておもわせるぐらい精力的に動いてた。
右に左に動いてたし、ドリブルのテクニックもさすが。今日はいいクロスをあげれなかったのが残念。
PKもらったプレーは昨日のロッベンと同じシュチュエーションだったけど主審違ったのがラッキーだったね。
デコはこの試合のMVP。1点目はありえんと叫んでしまった。
ダイレクトであのミドルだからね。あとは最初に話したとおりの感想。
パウレタ今日はボールに触る機会が少なかった。ポストもほとんどしてないし、シュートも枠を大きくはずれた
ヌーノ・ヴァレンチのクロスからのシュートと後半ロスタイムのシュートぐらい。
原因としてはクロスが少なかったのとスペースに出るパスの精度が低かったことかな。
3戦目は得点を期待したいね。
交代選手はめだった活躍してないので省略。
イランで気になった選手は右サイドバックの20歳カービィ
フィーゴロナウドをよく抑えていたと思う。
今後の成長を期待したいね。
そして40年ぶりの決勝トーナメント進出を決めたポルトガルにあらためて拍手を。