オランダvsセルビア・モンテネグロ

アリエン・ロッベンの試合だったと言ってもいいかもしれない。
90分間最初から最後まで積極的にドリブルを仕掛け、巧みに抜き去っていた。
スタメンは個人的に意外だった。
DFラインも、中盤も、前線も。
センターはマタイセン、オーイエル、RSBはあれだけ使っていたクロンカンプを使わずヘイティンハ。
クロンカンプよりはヘイティンハのほうがいい動きをしていたが。
中盤は底にスナイデル、前はファン・ボメルとコク。
コクが底じゃなくてスナイデルが底なのは何故だったのか。もしかして解説者の間違いな気がしてならない。
スナイデル結構組み立てに参加していたし。
ファン・ボメルはほとんど消えてたね。結果ラントザートと交代。ラントザートは精力的な動きを見せていた。
前線は、左からロッベンファン・ニステルローイファン・ペルシー。
カイトを出すと思ってたんだけど、ファン・ペルシー。まずまずな動きを見せていたと思う。
おしいFKとかロッベンへのアシストとか。ただ、ロッベンが左で絶好調だったから右にあんまり
ボールがいかなかったのが残念だったね。
試合展開としては前半の最初はお互いプレスが厳しく、オランダは前線から、SCGはハーフラインから
積極的にかけていた。
前半でSCGにとっての最大のチャンスはすぐやってきた。
前半12分に左サイドでP・ジョルレビッチがドリブルで切り込み中へパス。
それをミロシェビッチがシュートすDFにコースカットされる。
これ以降は前半最後にコロマンを投入するまでゴールできそうなチャンスはきてなかったと思う。
そしてこの試合唯一のゴールが前半18分に生まれる。
右後方からのパスをファン・ペルシーがDFの裏へ浮かしてダイレクトパス。
それをぎりぎりから抜け出したロッベンがトップスピードでDFを置き去りにし、冷静に左足で決めた。
その後もペナルティエリア外から強烈なミドルを放つ。
オランダは開始からのプレスも緩まない。逆にSCGはプレスが緩み中盤で回され始める。
さらにDFラインも引き気味になり、ゴール前まで運ばれはじめた。
そこにRSHのコロマンが投入され、SCGに攻撃のリズムが生まれ始める。
コロマンのドリブル、キープから数回チャンスが生まれていた。
流れがSCGに行きかけていたところで前半終了。
オランダが押していたことはボールポゼッションが66%もあったことからもわかる。
後半開始直後はさきほどの流れからSCGペース。チャンスも作りプレスも前線からかけ、
奪うところが見られ始めるが、オランダのDF陣はかたくなかなか決定的なチャンスをつかめない。
しかしそれも時間がたつとオランダもチャンスを作り始め、ファン・ペルシーのおしいFKや
ロッペンの右サイドからのドリブルで切れ込みシュート、スナイデルのシュートから
ファン・ニステルローイのヒールキックなど点が入りそうな場面もちらほら。
対するSCGは右サイドから中央に切れ込んできたコロマンのシュートをGKがファンブルしたぐらい。
全体的に、オランダが押していた試合だと感じた。
交代で出場した、ブーラルーズはいいディフェンスをしていた。
マタイセンよりやっぱりブーラルーズじゃないかな。
カイトはあんまり目立たなかったね。いつもの3トップじゃないといい動きできないのかな。
メキシコとの試合でも、CFで起用されたときはいい動きできてなかったし。
後半RWGにポジションかえたらいい動きしたんだけど。
ラントザートはファン・ボメルと違って元気に走り回ってたね。後者よりもボールに絡んでたし。
次の試合は ジオ ブーラルーズ オーイエル ハイティンハ
                コク
          スナイデル    ラントザート
       カイト  ファン・ニステルローイ  ロッベン
でいいんじゃないかな。ファン・デル・ファールトの調子わかんないし、ラントザートがいいかも。
不調だと思う得点王候補のファン・ニステルローイが調子あげてくるとオランダもっといけるね。
なんにせよ、大事な初戦勝てたことは大きい。
次の試合もこの調子で頑張ってほしいね。